仮想通貨の中でも、ビットコインとリップルとではその仕組みには違いがあります。それぞれ、仕組みが違いますし、用途も違うので、その違いをしっかりと理解して、購入及び使用をしなくてはなりません。
今回は、リップル(XRP)とビットコインの違いを詳しく解説していこうと思います。
Index
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の比較
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の基本的な点について、比較してみました。
ビットコイン(BTC) | リップル(XRP) | |
通貨単位 | BTC | XRP |
開発者 | Satoshi Nkamoto | Ryan Fugger |
開始年月 | 2009年1月 | 2013年9月 |
中央機関 | なし | Ripple Inc. |
主な特徴 | 決済 | プラットフォーム |
承認時間 | 約10分 | 約2.5秒 |
発行上限 | 2,100万BTC | 1,000億XRP |
時価総額ランキング | 1位 | 3位 |
時価総額 | \12,414,394,216,488 JPY | \2,019,398,682,440 JPY |
※2018年10月30日現在
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)との違いとは
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)との違いは大きく分けると3つの違いがあります。基本的な作りや作られた目的、仕組みの違いなどがあります。
基本的な作りの違い
大きな違いは、中央管理者がいるかいないかの違いがあります。
ビットコインには中央管理者が存在していません。これは殆どの人が周知している通りです。中央管理者が存在しないかわりに、利用するユーザー同士(不特定多数)の様々な意思決定によって行われています。
一方、リップルは中央管理者がおり、Ripple Inc.という企業が存在しています。リップルの取引や仕組みの変更などはすべて、Ripple Inc.が主導となって行われています。
作られた目的の違い
2つ目に大きな違いは作られた目的が違う点です。
ビットコインは中央管理者がいなくても、通貨としての役割ができるように作られています。主に、決済システム(デジタル通貨)を目的として作られました。
お店で買い物をした時の支払いに使う事が出来るという利便性があります。現在では、ビットコインで決済が出来る店舗も世界中に増えてきています。
それに対して、リップルは銀行から送金をする時により早く送金するために考えられて通貨になります。つまり、銀行で海外などへ送金する場合は手数料も高いですし、送金時間もかかります。リップルはその点を大きく改善できた通貨になります。
送金手数料も安く、送金時間も早く出来るのがリップルの大きなメリットといえます。
ビットコインは決済の手段、リップルは送金システムが目的であると言えます。
仕組みの違い
ビットコインと言えば、「ブロックチェーン」という技術が有名ですが、このブロックチェーンは分散型台帳の一つでもあり、仮想通貨が誕生した時に、この技術が画期的だったのは確かです。
ビットコインの「ブロックチェーン」については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にされてください。
しかしながら、ビットコインはこの「ブロックチェーン」を使っていますが、リップルはブロックチェーンが使われていません。その点が大きな違いになります。
リップルはビットコインとは違う仕組みを使って作られています。ブロックチェーンは使われていませんが、ブロックを生成していない分散型台帳で取引を記録していくいくため、リップルはビットコインよりも早いスピードで決済(送金)ができるという利点があります。
リップル独自の分散型台帳でもあるXRP Ledgerというものを使用していますが、
取引の承認にあたり、8割以上の承認者が有効としてものだけを記録するというものになります。その仕組みのために、リップルの取引承認が超高速で行われるいると言えます。
ビットコインのように計算をして取引を商品するプルーフ・オブ・ワークとは大きな違いがあります。
ゆえに、仕組みについては、
ビットコインはプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work(PoW))
リップルはプルーフ・オブ・コンセンサス(Proof of Consensus(PoC))
となります。
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)が取り扱える取引所
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の2つの通貨が取り扱える取引所をご紹介します。
まとめ
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の違いを解説してきましたが、その違いを理解することができましたでしょうか?
仮想通貨の中でも、人気の高いリップル(XRP)とビットコイン(BTC)を理解する事で、今後の投資の参考になると思います。
特に、リップル(XRP)は、様々な大企業等との提携や仕組みを展開していきていますし、基軸通貨としても注目されている通貨です。今後の動向を注意深く見て行った方がいい通貨とも言えます。
仮想通貨とは?と言われると誰もがビットコイン(BTC)と言われるように、仮想通貨では大きな立ち位置を占めています。今後もその動向には目が離せんませんね。
2つのコインの特徴をしっかり理解して、あなたの投資に役立ててください。