今朝、衝撃的なニュースが入って来ましたね。今年の年頭に、コインチェックのNEM流出事件があったばかりなのに、ここにきて、今度はZaifの3種類の通貨のハッキング被害の報道がありました。
コインチェックの時は、その後の対応が、あまりスムーズでなかったため、保有していた人達がかなり不安感を持っていましたが、その後、何とか顧客の資金は確保されたわけですが。
ハッキング被害の過程
今回のZaifの件について、twitterで9/17頃にサーバー障害として、ツイートがあり、9/18に3つの通貨の入出金の一時停止のツイートがあって、今日のハッキング被害が報道されたわけです。
Zaifは即座にハッキング被害を財務局へ報告し、原因分析と捜査当局への被害申告を行いました。即座の対応は速やかに行われた事は良いことだと思いますが、今年に入って、2件目のハッキング被害が起こったわけです。
より詳しい詳細は以下の記事を参考にしてください。
※coinpostより引用
仮想通貨取引所Zaifがビットコインなど3通貨、計67億円相当のハッキング被害 フィスコと資本提携、50億円の金融支援も
被害額と顧客への対応について
その被害額ですが、BTCの被害額(1BTC=約721,000と仮定する)約43億円相当とMONAとBCHを合計すると24億円相当に該当する金額になるそうです。合計で約67億円になります。かなりの額ですよね。コインチェックよりも少ないとはいえ、かなりの額になります。
顧客資産の割合ですが、被害額の67億円の仮想通貨の内訳は、Zaifの資産が約22億円、預かり資産の仮想通貨の額が約45億円になるそうです。
早々に、この顧客資産に対して、フィスコとの間で、Zaifに対して50億円の資金が提供される事を検討する基本契約が締結され、今月下旬にも提供される事を前提に準備や話し合いが進んでいるそうです。
これによって、消失した仮想通貨の調達を行い、顧客資産に影響がでないように対応していくという方針が報告されています。
即座に、危機管理に対する対応を行った事は良い事例に一つになると思います。しかしながら、今年に入って、2件目のハッキング被害が起こったわけですから、保有している仮想通貨の管理をより、厳重に管理していかなくてはいけないという事を改めて、感じさせられました。
なお、より詳しい詳細については、以下の記事を参考にされてください。
※coinpostより引用
仮想通貨取引所Zaifのハッキング事件 海外サイトが犯人のビットコインアドレスを追跡しタグ付けか
被害による相場への影響と今後の仮想通貨への影響
今回のハッキング被害によって、相場の動きは、ビットコインやビットキャッシュは一時的に下落しましたが、また、上昇しつつありますので、それほど値動きが激しく変動しなかったという事になります。ただし、モナコインは下落の状態が続いている模様です。
今回のようなハッキング被害などが起こると、やはり、相場には少なからず影響が出てきます。前回のコインチェックの時に比べて激しい値動きはしなかったもののやはり、下落はありましたね。
このように、事件や相場に影響する要因が起こると相場は変動します。良くない情報があれば、下落しますし、良い情報がのぼってくれば上昇する。それが相場というものです。
投資はその時の情勢や政治、経済、投資家の心理などに影響されますので、日々のニュースや情報などをしっかりとチェックしておく事は必要になります。そして、即座に対応できるだけの迅速な判断力も身に付けていく必要があります。
さて、今回の被害の影響で、また、仮想通貨に対する見解が厳しくなりそうな感じもありますが、相場を見る限り、まだ、その影響は少ないかなと思われます。
今後、今回の被害の全容や原因が解明される事で、再度、影響がでないとは言い切れませんが、少なくとも、仮想通貨に対するセキュリティ面において、より一層の対策を徹底しなくてはならなくなると思います。
と、言っても、世界へ目を向ける限り、仮想通貨業界の進出や取り組みは着実に前進してきています。最近、twitterでも、多くの人たちがリップルについて、ツイートしていますし、かなりいろいろなプランニングが発表されたり、行われています。
仮想通貨取引所Zaifがビットコインなど3通貨、計67億円相当のハッキング被害 フィスコと資本提携、50億円の金融支援も
上記の記事を見る限り、リップルはかなり期待度が高くなっていますね。
以上の事から、1つの側面では判断できませんが、広い視野で見ていく限り、仮想通貨の未来は限りなく、広いとも言えます。あとは、どれだけ、利便性のよい通貨を作り、普及していくかだけだと思いますね。
仮想通貨を安全に管理する方法
今回のようなハッキング被害はいつどこで起きるかわかりません。取引所などにそのまま、置いておくのはとても危険ですから、別の方法で、仮想通貨を安全に保管し、管理する事が大切になります。
仮想通貨を保管するためにはいくつかの方法があります。
ホットウォレットとコールドウォレットの2種類があります。今年、起こった国内のハッキング事件は2つとも、インターネットに繋がった所で管理されていました。
ですから、安全に保管するためにはできるだけ、インターネットに繋がっていない保管方法の方がいいと思います。
ただし、入出金をする場合は、多少、面倒な点もありますが、その手間を惜しむよりも、安全に自分自身の資産を守る事の方が大切だと思うので、コールドウォレットなどで管理するといいでしょう。
以前、記事にした「仮想通貨を盗まれないために安全に保管するための方法」により詳しく、解説していますので、参考にされてください。
自分自身の資産は自分自身で守るしかありません。投資はすべて自己責任になるので、大切な資産を守るために、危機管理は常に考えておきましょう。
<<まとめ>>
今回のように仮想通貨のハッキング被害は大切な資産を一瞬で失いかねない出来事になるので、取引所に頼ってばかりいないで、自分自身でしっかりと管理をしておきたいものです。
仮想通貨の取引所も日々、セキュリティ対策をしたり、安全対策を行ってきています。仮想通貨の規制も厳しくなっているので取引所も対応が大変だとは思いますが、今回の事件を教訓に、顧客自身も危機管理を怠たらずに、取引を行っていきたいものです。
なお、今回のような情報を常に、入手できるように情報収集もしっかり行っていく必要があります。大切な資産を失わないために、しっかりと安全管理を行っていきましょう。