チャコママが、初めて、仮想通貨に出合った時、半端ないぐらいの驚きとワクワクを感じたのを覚えています。
その時に、仮想通貨って、いったいどんなものなのか?
どうやって使うの?電子通貨?ブロックチェーン?
と???ばかりでした。
初めて、仮想通貨に触れる場合は、まずは、仮想通貨を知る事から始める事が必要ですね。
では、いったい、仮想通貨って何なのでしょうか?
Index
◆仮想通貨とは?
仮想通貨とは?~特徴~
仮想通貨は、ここ数年の間に、世界中で認知されました。特に昨年は、ビットコインが爆発的に高騰して、誰もが仮想通貨に注目して、億稼ぐ人つまり、
「億り人」なんて人達も出たほどです。
この仮想通貨は、私たちが普段使っている「紙幣」や「硬貨」という現物の物ではなく、実体のない「デジタルデータ(電子データ)」になります。
一番最初に登場した仮想通貨が「ビットコイン」になり、2009年にサトシ・ナカモトという人物が開発した「ブロックチェーン」という物を利用して、ビットコインが誕生しました。
このビットコインは数あるコインの中でも一番の時価総額を占めており、仮想通貨の中心的な役割を持っています。
ですから、昨年(2017年)、仮想通貨ブームが起きた時に、たくさん購入されたのも、ビットコインでしたし、ビットコインを多くの人が購入する事で、億稼ぐひと=「億り人」がたくさん誕生したのもうなずけます。
なお、ビットコイン以外のコインの事をアルトコインと言います。それだけ、ビットコインが中心的なものであるという一つの象徴にもなっています。
仮想通貨の役割として、大きなものの一つとして、世界中で共通して使う事が出来る通貨であるという点です。
仮想通貨は国境というものがないので、国と国との間をインターネットを使って、現実のお金と同様に取引できる(お金のやり取り)デジタル通貨の事を言います。なお、仮想通貨は、暗号通貨とも言われています。
また、仮想通貨は現金と同じように使う事が出来るので、インターネットを使う事で、よりスピーディに簡単に取引や支払が出来る点が魅力の一つになっています。
なぜ、そのような便利な仮想通貨が生まれたのでしょうか?
その理由は…
・簡単にスピーディに決済したい
・早くお金を受け取りたい
・安く送金したい
・商取引を安全に行いたい
以上の理由と、ある1つの背景が仮想通貨というものを生み出す事になったのだと言えます。
その背景とは?
日本で仮想通貨が認知されたのはごく最近の事です。それ以前に、世界では広く使われていました。日本にもごくわずかな人達がその存在を知っていました。
そして、昨年の仮想通貨ブームによって、日本でも認知度が増しましたが、世界と比べると、まだまだ、普及率が遅れているのが現状です。
なぜなら、日本は金融の仕組みが世界でも整っているため、日本人は、殆どの人達が銀行口座を持っています。そして、銀行においての入出金、送金などの取引の手数料は他の国に比べて安いのです。
しかし、世界、特に新興国の人たちは、海外へ仕事に出ていく人がとても多いため、その人たちがお給料を家族に送金する場合、その送金料がとても高いのです。日本のように銀行口座を持っている人も少ないという事もあります。
通常、海外へ送金する場合、2500~4000円ぐらいの手数料がかかり、送金日数も3日~1週間ぐらいかかります。仮想通貨の場合は、数百円で約10分から1時間くらいで送金が可能です。
ですから、多くの人たちが仮想通貨の利便性に魅力を持ち、利用している人が
多いと言う背景があります。
また、IT化の進歩と普及です。デジタル技術が発展し、より、簡単にかつ安全に取引ができる仕組みを作る事ができるようになった事も仮想通貨の普及に繋がったとも言えます。
仮想通貨は、法定通貨とは違って、中央管理者がいません。
例えば、日本円なら、「日本銀行」、米ドルなら、「連邦準備制度理事会(FRB)」といった中央銀行が通貨を発行しています。
その反面、仮想通貨には、中央銀行のような中央管理者がいないため、決められたシステムによって発行・管理されています。
そのために、中央管理者の代わりに、世界中に点在するコンピューターを使って、データを保存し、不正が行われないように、管理、監視をしています。
また、仮想通貨には法定通貨のようにいくらでも発行できるというわけではなく、発行上限が決められています。それぞれのコインによってその発行上限が設けられています。
◆ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、仮想通貨の取引履歴を言います。
その取引履歴のデータは仮想通貨のネットワークに参加しているコンピュータに分散され保存されています。
そして、取引記録を1つのブロックにまとめて、ブロックをチェーン(鎖)のように繋げて、保存したものになります。
チェーン状に繋げる事によって、データを変更したり、改ざんする事が出来なくなります。これはすべて、ネットワーク上で行われるため、安全性が高いと言われています。
この仕組みを使う事で人件費がかからなくなります。その点、銀行は、銀行という仕組みを使い、人の手によって、取引やデータの保存などを行うため、人件費や手数料がかかってきます。
仮想通貨のメリットとデメリット
◆仮想通貨のメリット
送金が早く、手数料が安い。
海外送金した場合、普通の銀行ですと2500~4000円ぐらいの手数料が取られます。しかし、仮想通貨は、100~200円など数百円で送金ができます。
また、送金は銀行を使うと、3日~1週間ぐらいかかってしましますが、仮想通貨の場合は、即日送金ができます。
なお、仮想通貨を送金するためには、取引所を介して、送金する事が必要になりますから、取引所の登録が必要になってきます。
為替にリスクがない。
国と国との境界がないので、世界中で同じ通貨を利用するため、為替にリスクがありません。同じ通貨ですから、両替しても差益がないので、リスクが伴いません。
現金を持たなくてもよい。
安全面から考えると、現金は持ち運んで使わなくてはなりませんし、危険が常に伴います。しかし、仮想通貨は現金ではなくデジタル通貨なので、その心配はありません。
資産凍結の心配がない。
政府や中央銀行が介在していないので、資産を凍結される心配がありません。
資産を自分で管理する事ができます。
プライバシーの保護がある。
個人情報の登録はメールアドレスとパスワードと言う簡単な登録の物もあれば、
しっかりと個人情報を登録する物もあります。これについては、現在は、かなり厳しく規制されてきています。
ブロックチェーン技術によって不正や改ざんができない。
ブロックチェーンとは、ネットワーク上の取引記録の事を言います。そして、中央管理者(政府や銀行など)が介在しない、取引を成立させる事ができるネットワーク技術です。
買い手と売り手とが合意すればそれだけで取引が成立します。取引情報は分散されており、システム自体安全で安定しているのですべての人たちの取引情報を見る事ができます。
間に何も入っていないので、不正や改ざんをされることがない安全なシステムとも言えます。
◆仮想通貨のデメリット
発行枚数に上限があり、発行時期に制限がある。
通常、私たちが使っている通貨は発行枚数の上限も発行時期の制限もありません。しかし、仮想通貨は発行枚数が決まっており、その発行時期にも制限があります。
そのために、仮想通貨の価値(値段)が変動すると言う事があります。価値が上がったり、下がったりします。購入する時の時期によっても価格が上下します。購入したり、売ったりする場合はその変動を見て、取引を行わなければなりません。
仮想通貨が使える店舗やサービスがまだ少ない。
世界的に仮想通貨が普及してきているとは言ってもまだまだ、使える店舗やサービスが限られていますが、徐々に増えてきています。
特に日本は世界に比べて、使える場所が少ないと言えます。通貨と言う利便性を考えると、私たちの生活に必要な物が全て仮想通貨で決済できるかと言うと、まだそこまで普及していなのが現状です。
利用や購入は自己責任になる。
政府や銀行が介在していませんので、取引は個人の自己責任になります。
仮想通貨の価値が急激に上下しようがマウントゴックス事件やコインチェックのNEM流出事件のように通貨が突然なくなったり、取引を間違えてもすべて自己責任になります。何も保証がないと言えます。
仮想通貨はまだまだ仕組みや安全性、利便性において、問題点があるとも言えます。今後の仕組みの進歩や規制によって、変わる可能性はあります。
◆まとめ
便利な仮想通貨は今後の私たちの生活を大きく変えていくものの1つとも言えますね。ただ、まだまだ、安全面や技術面、投機的な面で問題点もある事は確かです。
そのために、それぞれの国で法的な整備が行われていますし、法的な整備が整う事や技術面の進歩などで更に万全なものになっていくことは良い事ではないかと思います。
チャコママの個人的な見解ですが、様々な問題を解決しながら、将来的には、仮想通貨、または、仮想通貨よりももっと良いものが誕生するかどうかはわかりませんが、私たちの生活がより利便性が良くなっていく事は良い事ではないかと思います。
ですから、今後、仮想通貨を始める場合は、しっかりと学び、正しい情報を入手し、判断して、実践されて行くことが大切だと思います。